カエンサイ(火焔菜)とは

カエンサイ

アカザ科のビート(Betavulgaris vulgaris L.)の中でも根を食用とするために改良された品種。

英名はBeetroot(ビートルート)、Table beet(テーブルビート)、Beet(ビート)。
日本では赤ビーツ、赤ビートなどと呼ばれています。

肥大した根は深い赤紫色でアブラナ科のカブに似ているため「赤蕪」と呼ばれることがあるが、ビートはアカザ科なのでカブの近縁種とは異なります。

食用としても多く用いられボルシチには欠かせない野菜です。

スーパー ベジタブル

古代ローマ人はビートを発熱や便秘などに用いていました。中世からは消化器系、血液系の病を治療するのに用いられてきました。

カエンサイに多く含まれるカリウムが、ナトリウムの排出を促進し血圧を下げる作用があることからイギリスでは古くから健康によい野菜として知られてきました。

近年、天然の硝酸塩を多く含むカエンサイは、硝酸塩がもたらすNO の効果により一躍注目を集めています。

イグナロ博士、ファーチゴット博士、ムラド博士の3人がNOの研究によりノーベル賞を受賞したことにより世界中がNO の効果に期待を寄せています。

Page Top